蒔絵製品の紹介

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蒔絵について

漆の樹が繁茂する地域は東南アジア・中国・朝鮮半島・そして日本である。品質は日本産が最良で次が中国産とされている。この漆の樹から採取できるのが漆樹液で強力な接着力をもち、塗って乾燥させると非常に堅牢になる。また、漆を塗った表面は磨くと輝くような光沢を発するという特性を持つ。この特性を生かしたものが万年筆・ジュエリー・器などを漆で仕上げた美術工芸品である。

漆器類の加飾技法である金銀の薄板を定着させる平文「ひょうもん」または平脱「へいだつ」や漆表面に溝を彫って金銀を埋め込む沈金や夜光貝、アワビ貝、白蝶貝などを切って貼ったり埋め込んで文様を表した螺鈿「らでん」が中国起源の技法であるのに対し蒔絵(まきえ)は漆を塗った面にさらに漆で絵、模様や文字などを描き、乾かないうちに金や銀などの金属粉を「蒔く」ことで付着、装飾する技法である。そしてこの蒔絵という漆芸技法は海外に類例の無い我が国独自のものとされている。世界に誇れる日本特有の文化であり美術工芸といえるものである。

平安時代の前より脈々と引き継がれてきた蒔絵の将来は漆樹の栽培・漆掻の確保・技術の後継者・道具の制作など問題は山積みで非常に厳しいものがあり、本物の漆器はもはや生活用品の座から消えかかっている。けれどもこの漆器具という有機体は、全てのものが無機質化してきた現代文化のなかで再び見直されるべき価値を持つと信じている。

万年筆

エボナイト(註)棒を削りだした素地に長年研鑽に励み一級の技法を体得した蒔絵師が日本伝統工芸の『蒔絵』で加飾した万年筆。金粉・銀粉などを蒔き漆で塗り固めた後磨きだす高蒔絵や平蒔絵、貝殻を漆で塗り固め研ぎだす螺鈿などその美しさは感動的です。
(註)エボナイトは見た目や質感が似ているプラスチック(合成樹脂)とは非なるものであり、ゴムの一種で天然樹脂に分類される。硬く光沢を持ち耐候性、耐酸性、耐アルカリ性にすぐれ丈夫である一方で加工が難しく製造に高度な技術を要する。

インキの入れ方

インキ止め式

『構造』明治・大正時代から存続するインキ止め式はインキをインキ壜からの吸入ではなくスポイトで注入するのが大きな特徴で現在では製造の難しさもあって主に高級万年筆に多く取り入れられています。

  1. 首ネジをはずし、スポイトでインキを7分目ほど注入して下さい。
  2. 首ネジをきつく締め戻してください。
  3. インキの出が良くないときは尻ネジを左へ回して1-2mm隙間をあけてください。
  4. インキ漏れの原因になりますのでご使用後は尻ネジを必ず閉めて保管して下さい。
回転式コンバーター
  1. コンバータのーのノブを左に回してピストンを下げて下さい。
  2. ペン先全体をインキに浸しコンバーターのノブをゆっくりと右に回しながらインキを吸入して下さい(コンバーターを引っ張ると抜けてインキが飛び散ることがありますのでご注意ください。)
  3. ペン先や首に着いたインキを柔らかい布で拭き取りそのまま胴軸に取り付けてお使い下さい。

*カートリッジインキにお取り換えの場合は、コンバータの内部にインキが残っていないことを確認後引き抜きカートリッジインキと交換して下さい。

ジュエリー

漆の樹液は強い接着力があること、そして器物に塗って十分乾燥させると堅牢になり、その表面を磨くと輝くような光沢がでるという特性を生かし、木製のものに限らず琥珀、貝、天然石などのペンダント、イヤリング、ブレスレット, ネックレス等に色々な模様を蒔絵で加飾したものです。